「庄内に恋した嫁」
庄内で暮らしたことがなく、雪国の厳しさを経験したこともない横浜暮らしの私が多くを語る事はできませんが、庄内から届く家族の温もりがワンオペ育児の励みとなってきました。 もう会うことは出来ませんが、曾祖母の体力が無くなる直前まで庄内から送り続けてくれた絵手紙。 家族を繋ぎ続けた曾祖母の絵手紙作品をブログで紹介しつつ絵手紙の良さをもっと広めていきたいなと思いブログを始めることにしました。
絵手紙との出会い
まだ付き合い始めで初めて主人の部屋に入った時、本棚の上にあった何十通もの絵手紙を見つけ書きかけのハガキを恥ずかしそうにこそっと隠した事を思い出す( ´艸`)7年前…
曾祖母に会う前に手紙のやり取りをさせてもらい挨拶へ向かった。どんなおばあちゃんなんだろうとワクワクしつつ緊張していた顔合わせ。部屋に入ってすぐ見えた描きかけの絵手紙に緊張がゆるみ、にっこり素敵な笑顔のおはあちゃんのお出迎えに私は落ち着くことができた。主人の部屋にあった絵手紙の柔らかな線と色合いや茶目っ気あるモチーフは人柄そのものでした。
挨拶後に送った庄内での観光写真をアルバムにして送って返ってきた絵手紙に私の名前が入っていて何とも言えない嬉しさが込み上げた事を今でも鮮明に覚えている。
そして籍を入れて直ぐに授かったのが現在小学校1年生になる息子で、曾祖母にとっての初曾孫。悪阻や妊娠糖尿病で辛かった10カ月間でしたが毎月の絵手紙に励まされた。私もエコー写真をハガキにして送り続け、曾孫誕生で宛名にもう1人くわわった(*’ω’*)出産まで辛かった日々を支えてくれたのは、曾祖母の絵手紙だけではなく庄内の母からの応援野菜と共に添えられた絵葉書。それは今でも欠かさず添えてくれる嫁へのメッセージ。
庄内の母がいわさきちひろさん好きだと知ったきっかけも絵葉書。私も大好きでいつか美術館へ行きたいねと話が盛り上がった。載せきれないのでほんの一部ですがどれも私の大切な思い出となっています。これが初めての嫁姑の共通点でした。
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